レクサスが生み出したスーパーカー『LFA』をベースとした謎のプロトタイプ車両が、ニュルブルクリンクで目撃された。高速テストをおこなっているとみられるこのモデルは一体…?その正体を探る。
捉えたプロトタイプは、フロントのリップスポイラー、カナード、サイドシル、ホイールや固定式大型リアウィングなどの特徴から、わずか50台の限定モデル『LFAニュルブルクリンクパッケージ』をベースとしていると見られる。異なるのは、カモフラージュが施された前後フェンダーだ。ワイド化されており、高性能モデルのテストミュールの可能性がある。またAピラーやその後ろのウィンドウに小型センサーが取り付けられており、タイヤを含む何らかのデータを収集しているはずだ。
現在、LFAに後継モデルの噂はない。またLFAの高性能モデルであれば、エアインテークを含むバンパー周辺もカモフラージュされているはずだ。残る可能性は「GR」ブランド初のハイパーカー『GRスーパースポーツ コンセプト』の市販に向けた開発車両という見方だ。
2018年1月の東京オートサロンで公開されたコンセプトカーは、V6ツインターボエンジンとレース用のハイブリッドシステム「THS-R」を搭載すると発表された。市販版では、2.5リットルV6ツインターボエンジン+THS-Rにより、最高出力は800psから1000psを発揮すると予想されている。
その販売価格は、LFAの3750万円を大きく超える1.5億円とも予想されている。これは今年8月に、トヨタのオーストラリア広報、オーランド・ロドリゲス氏が「Motoring」誌に言及したもので、タイミング的にも市販化プロジェクトが動き出した可能性もある。
市販化の実現は、2020年以降となる見通しだ。
謎のレクサス LFA をニュルで目撃、トヨタGRのハイパーカー開発車両か
2018年10月15日(月) 08時00分
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