スマートのEVを利用したカーシェアリングプログラム「car2go」

ダイムラー(Daimler)は10月2日、フランスで開幕したパリモーターショー2018において、スマートのEVを利用したカーシェアリングプログラム、「car2go」(カーツーゴー)を、2019年1月からパリ市内で開始すると発表した。

car2goは2008年10月、ダイムラーが開始したカーシェアリングシステム。1回登録しておけば、あとは携帯電話やパソコンから、いつでも予約が可能だ。車両は専用駐車場に用意され、電子チップを埋め込んだ免許証をウィンドウの読み取り機にかざすだけで、車両のロックは解除される。

料金体系もシンプルだ。走行した距離に関係なく、1分につき課金する制度を導入した。この金額にはガソリン代、保険料、税金が含まれる。車両は駅や空港などで乗り捨てができる。

また、car2goの手続きは、すべてネット上で可能。ユーザーは、car2goアプリをダウンロードした後、スマートフォンを使って、個人データと支払い情報を登録。あとは、運転免許証と自分自身の写真を撮り、セキュリティチェックの後、登録が完了する。登録は数分で済み、すぐに車両を借りることができる。

ダイムラーはこのcar2goを2019年1月から、パリ市内で開始する予定。スマートのEV、『EQフォーツー』400台を配備し、カーシェアリングサービスを提供していく。ダイムラーは、パリは都市の規模や人口密度、地方公共交通ネットワークなどの点から、カーシェアリングサービスを行うのに理想的な場所、としている。