スマートは9月28日、フランスで10月2日に開幕するパリモーターショー2018において、EVコンセプトカーのスマート『フォーイーズ』(Smart Forease)をワールドプレミアすると発表した。
スマートは2020年から、全モデルを電動化する計画。すでに米国とカナダ、欧州でEVの販売比率の高いノルウェーにおいて、ガソリンエンジン搭載車の導入を終了し、EVに一本化した。現在は2020年からの全車電動化に向けて、全世界にこの戦略を拡大している。
パリモーターショー2018で初公開される予定のスマート・フォーイーズは、スマートの全車電動化へのビジョンを明確に示したコンセプトカー。ベース車両は、スマートの市販EV、『EQフォーツー カブリオ』。ルーフを完全になくし、フロントウインドスクリーンを低くして、爽快なオープンエアが楽しめるEVを提案している。
また、スマート・フォーイーズは、2001年と2011年に発表されたコンセプトカーの続編的な位置付け。2001年の『クロスブレード』は、タイヤが露出した過激なオープン2シーターだった。2011年に発表されたスマート『フォースピード』は、大胆なロードスターボディが特徴だった。
スマート・フォーイーズでは、メタリックホワイトのボディカラーを基本に、バンパーやホイールなどに、ストリームグリーンのアクセントを追加する。シート後方には、2つのドームがデザインされており、万一の横転事故の際、乗員を保護する機能を持たせた。スマートを特徴づけるボディサイドの「トリディオン」と呼ばれるセーフティセルは、マットシルバー仕上げとした。
インテリアでは、シートやステアリングホイールにグリーンのアクセントを追加。インストルメントパネルの中央上部のエアベントの代わりに、2つの円形ディスプレイを装着した。このディスプレイには、専用アプリの「ready to app」のコンテンツを表示するために使用できる。ドライバーは、友人とスマートを共有したり、その機能をモニターしたりすることが可能。オーディオシステムのスピーカーは、音楽を聴いたり電話をかけたりするのに最適なサウンドを提供。スピーカーは2シーターのシート間の後部に組み込まれており、クールなキャラクターを強調する、としている。
スマートがEVオープンコンセプト、全車電動化へのビジョン…パリモーターショー2018で発表へ
2018年10月01日(月) 21時00分
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