ホンダ CR-V ハイブリッド 新型(欧州仕様)

◆ホンダのSUVハイブリッドは欧州初

ホンダの欧州部門、ホンダモーターヨーロッパは9月27日、フランスで10月に開催されるパリモーターショー2018において、新型『CR-Vハイブリッド』(Honda CR-V Hybrid)の欧州仕様車を初公開すると発表した。

ホンダのハイブリッド技術がSUVに搭載されるのは、欧州では新型『CR-V』が初めて。「i-MMD」(インテリジェント・マルチモード・ドライブ)と呼ばれる新世代のハイブリッドシステムは、エンジンがアトキンソンサイクルの2.0リットル直列4気筒ガソリン「i-VTEC」。これに2個のモーターを組み合わせたもの。スペックは、最大出力が184ps、最大トルクが32.1kgm。

このハイブリッドシステムでは、従来のトランスミッションが不要。単一の固定ギア比となっており、ハイブリッドシステムのトルクを滑らかに伝達する。走行モードは、ゼロエミッションのEVドライブ、ハイブリッドドライブ、エンジンドライブの3種類を、走行状況に応じて自動で切り替え。都市部の走行状況では、ほとんどがハイブリッドドライブとEVドライブとなり、燃費を追求する。エンジンドライブは、力強い加速や効率的な高速走行のために、必要に応じて作動する。バッテリーは、リチウムイオン。FF仕様車の場合、NEDC計測による欧州複合モード燃費は18.9km/リットル、CO2排出量は120g/kmとなる。

◆Appleの「CarPlay」 とグーグルの「Android Auto」に対応

さらに、新型CR-Vハイブリッドでは、最新の車載コネクティビティを採用。欧州仕様では、スマートフォンとの連携を強化。Appleの「CarPlay」 とグーグルの「Android Auto」に対応する。これにより、ダッシュボード中央の「ホンダコネクト」のモニター画面の操作や音声認識を通じて、スマートフォンのさまざまな機能が利用できる。

また、ドライバー正面のメーター内には、7インチのドライバーインフォメーションモニターを設置。このデジタルメーターには、速度やエンジン回転数、燃料残量、水温などの情報をはじめ、SMSや電子メールのテキスト表示も可能にした。音声を使ってメールに返答することもできる。

さらに、ステアリングスイッチを採用。ブルートゥースによるスマートフォンのハンズフリー操作やドライバーインフォメーションモニターの各種設定が行える。前後席には、USBポートを複数設置。スマートフォンやタブレット端末、ゲーム機などの充電が行える。

◆USBポートを2個装備

この他、USBポートを2個装備しており、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機器などの電子機器を充電できる。「DII」(ビークル・ドライバー・インフォメーション・インターフェイス)と呼ばれるインフォメーションディスプレイを装備。リチウムイオンバッテリーの充電、ハイブリッドシステムの作動状況など、各種情報を表示する。

欧州向けの新型CR-Vハイブリッドには、「ホンダセンシング」として、前方衝突警告(FCW)や歩行者検知機能を備えた衝突軽減ブレーキ(CMBS)を標準装備。低速追従機能付きのアダプティブクルーズコントロールとレーンキーピングアシストも標準採用される。なお、納車は2019年初頭から開始される予定。

ホンダ CR-V ハイブリッド 新型(欧州仕様) ホンダ CR-V ハイブリッド 新型(欧州仕様) ホンダ CR-V ハイブリッド 新型(欧州仕様) ホンダ CR-V ハイブリッド 新型(欧州仕様) ホンダ CR-V ハイブリッド 新型(欧州仕様) ホンダ CR-V ハイブリッド 新型(欧州仕様) ホンダ CR-V ハイブリッド 新型(欧州仕様) ホンダ CR-V ハイブリッド 新型(欧州仕様) ホンダ CR-V ハイブリッド 新型(欧州仕様)