ルーベンス・バリチェロ氏

鈴鹿サーキットは、10月4日から8日に開催する「F1日本GP 鈴鹿30回記念大会」に、元F1ドライバーのルーベンス・バリチェロ氏の来場が決定したことを発表した。

バリチェロ氏は、1993年から2011年までF1ドライバーとしてグランプリに参戦。史上最多のF1参戦記録を持つレジェンドドライバーだ。2003年の鈴鹿サーキットで開催された日本GPでは優勝を飾り、フェラーリにコンストラクターズタイトルをもたらした。また2006〜2008年はジェンソン・バトン選手とともにホンダのドライバーとしてシーズンを戦った。

なおF1日本GP 鈴鹿30回記念大会には、中嶋悟氏、鈴木亜久里氏、ジャン・アレジ氏、ミカ・ハッキネン氏、デイモン・ヒル氏、片山右京氏、フェリペ・マッサ氏、佐藤琢磨選手、中嶋一貴選手の来場がすでに決定している。

また鈴鹿サーキットは、デモランイベント「レジェンドF1鈴鹿30thアニバーサリーラップ」に、1988年のF1日本GPで8位となった「AGS JH23」の出走が決定したことも合わせて発表した。

南フランスのAGSチームは、F3、F2、F3000を経て、1986年の後半からF1に進出。その1988年用マシンがJH23。小型、低重心の優れた設計だった。ドライバーにはF2、F3000時代に同チームで活躍したフィリップ・ストレイフを起用。非力なコスワースDFZエンジンながら、カナダGPでは予選10位、決勝では一時4位を走行する速さも見せた。小規模チームゆえの信頼性の低さが弱点だったが、鈴鹿の日本GPではシーズン最高位の8位完走を果たした。

同イベントには、フェラーリF187(1987)/412T2(1995)/F2005(2005)/248F1(2006)/F10(2010)、ロータス100T(1988)、ベネトンB189(1989)、ローラLC90(1990)、ティレル019(1990)、マクラーレンMP4/6(1991)/MP4-13(1998)の出走がすでに決定している。

AGS JH23