エヌビディア(NVIDIA)は9月18日、アウディ初の市販EV、アウディ『e-tron』(Audi e-tron)が、エヌビディアの車載コネクティビティ技術を採用した、と発表した。
アウディは、e-tronのナビゲーションシステム、エンターテインメント、キャビンコントロールなどを行うインフォテイメントシステム、「MMI(マルチ・メディア・インターフェース)」に、エヌビディアの技術を導入した。
e-tron には、2つの大型「MMIタッチレスポンスディスプレイ」をレイアウト。従来のほぼすべてのスイッチ類を、これらのディスプレイに置き換えた。多くの機能は、日常会話にも対応するボイスコントロールシステムによって操作することが可能。ディスプレイをオフにすると、上部ディスプレイは、周囲の大型ブラックパネルに溶け込んで、ほとんど見えなくなる。それとは対照的に、下部ディスプレイは、幅広いセンターコンソールに一体化されたデザインとした。
このタッチレスポンスディスプレイは、画像や情報をブラックの背景に表示。グラフィカルユーザーインターフェースは、意図的にシンプル化され、明瞭な構成になっているため、情報を瞬時に把握することができるという。
e-tron に標準装備される「アウディバーチャルコックピット」にも、エヌビディアの技術を採用。アウディバーチャルコックピットには、必要なすべての情報をシャープで高解像度なグラフィックで表示する。ドライバーは、ディスプレイの表示方法を2種類のビューから選択することができる、としている。
アウディ e-tron、エヌビディアのコネクト技術採用…「バーチャルコックピット」にも
2018年09月20日(木) 10時00分
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