GIIAS2018で疲労されたエクスパンダーの新グレード「SPORT/MT」《撮影 会田肇》

三菱自動車のインドネシア現地法人PT三菱モーターズ・クラマ・ユダ・インドネシア(MMKSI)は、8月2日から開催されたインドネシア国際モーターショー(GIIAS)218において、クロスオーバーMPV『エクスパンダー』と『パジェロスポーツ』の新グレードを出展した。

エクスパンダーは昨2017年の8月、GIIAS2017において7人乗りのクロスオーバーMPVとして発表されたが、それ以降、順調に販売台数を伸ばし、2018年上半期では4万台に迫る3万9948台を販売。それまでずっと第1位をキープしていたトヨタ『アバンザ』を、僅差ではあるが抜いた。これはインドネシア国内でもちょっとした事件として伝えられているほどだ。

その好調はエクスパンダーの大幅な増産へと結びつく。生産はインドネシア国内のブカシ工場で行われているが、今年8月には2018年度に12万台を生産する計画を発表したのだ。今年4月には輸出を開始しているが、それさえも思うように手配がつかない状況が背景にあるものと見られる。

そんなエクスパンダーに新たに追加された派生グレードは、上級志向に振った「GLS/AT」とスポーティな「SPORT/MT」の2タイプ。GLS/ATはベージュ色を基調としたインテリアで、15インチアロイホールを装備。幅広い層に向けたしようとしている。

SPORT/MTはインテリアをブラックとしてミッションもマニュアルのみの設定で、クロスオーバー車らしい雰囲気を盛り立てるシルバー塗装のアンダーカバーや16インチアロイホイールも装着される。また、ボディカラーとしてディープブロンズメタリックも追加された。

一方のパジェロスポーツで新たに用意されたのは、アメリカのカーオーディオ・ブランドとして知られる「ロックフォード・フォズゲート」を組み込んだ特別仕様車だ。これまでにも限定車として販売されたことがあるが、復活を望むユーザーの声に応えて限定1000台で販売を再開することとなった。

ドアには4つのスピーカーと2つのツィータをインストールし、専用パワーアンプとサブウーファーをカーゴルーム内にセット。ロックフォード・フォズゲートならではの低音を活かしたスペシャルなサウンドが楽しめるものとなっていた。その他、特別装備として、フロント/リアのアンダーガーニッシュ、マフラーカッター、特別なデザインの18インチアロイホイールが装備され、スペアタイヤカバーにはロックフォード・フォズゲートのロゴマークが施される。

また、ステージ上には東京モーターショー2017にも出展された高性能電動SUV『e-EVOLUTION』を出展。近未来のSUV感を披露した。

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