第二世代の新型「ブリオ」の発表後、記念写真を撮る関係者

ホンダの現地合弁会社「ホンダ・プロスペクト・モーター」はインドネシア・コンベンション・エキシビジョンセンター(ICE)で開催されたガイキンド・インドネシア国際モーターショー(GIIAS)2018において、ホンダ『ブリオ』の第2世代をワールドプレミアした。

第2世代のブリオは、上級指向が強まっている顧客のニーズに応え、あらゆる面で高品質さを追求した内容となった。外観はダイナミックでスポーティさを強調したデザインで、キャビンも家族がゆったり乗車できる機能的で広々とした空間を提供。さらに高い安全基準を備え、優れた燃費を維持しながら楽しい運転を可能にする設計にしているという。インドネシア国内での発売は2018年後半からとなる。

ラインナップは最上位の「TYPE RS」を筆頭に、ローコストグリーンカー(LCGC)に対応した標準車の「TYPE E」「TYPE S」の3タイプ。全グレードとも、エンジンは新設計の1.2リットルのi-VTECエンジンで、90psと110 Nmのピークトルクを発揮。トランスミッションは5速MTとCVTが組み合わされるが、TYPE Sは5MTのみ選べる。

上位グレードのTYPE RSでは、ブラックアウトされたグリル、シャープなフロントバンパーを装備。サイドスカートも付属し、リアにはディフューザーなどのスポーティな要素を追加。ホイールは輝きを増すダイヤモンドカットを施している。Apple CarPlayとAndroid Autoと組み合わせ可能な6.1型ディスプレイオーディオやデジタル式エアコンも標準装備される。

プレスカンファレンスではまず、本田技研工業(アジア・オセアニア)地域統括責任者、アジア本田技研工業株式会社代表取締役社長である五十嵐正行氏が登壇。
「インドネシアはホンダにとってアジア・オセアニア地域の最も重要な市場であり、そこでホンダは最大の自動車販売台数を記録しています。 Honda Brio Satya、Honda Mobilio、Honda BR-Vは現地で開発されたモデルで、ホンダは新型ブリオをインドネシア国内でスポーティで楽しい運転を可能にする新型車として提供します」と述べた。

続いて登壇したホンダプロスペクトモーター社長、渡邉丈洋氏は、「新型ブリオは、インドネシアの顧客のニーズを観察することによって開発されたもので、インドネシア国内で生産され、国際品質基準を維持しています。すべての新型ブリオは、シティカーとLCGCクラスの他のモデルを超えた新しい運転経験を提供しています」と、インドネシアでのブリオの位置づけについて説明した。

ブリオは2012年にインドネシアで最初に発売され、2013年は同国で導入されたローコストグリーンカー(LCGC)の適合車を発売。2016年には新機能を追加するマイナーチェンジを施し、同時にグレードに「RS」を追加。これまでに32の賞を受賞したこともあり、2018年7月現在、インドネシアでは累計で23万7272台を販売する実績を残している。

ホンダ「ブリオ」TYPE E ホンダ「ブリオ」TYPE E ホンダ「ブリオ」TYPE Eには14インチのアロイホイールが装備される エンジンは新設計の1.2リットルのi-VTECエンジンで、90psと110 Nmのピークトルクを発揮 ブリオ TYPE Eの運転席周り ブリオ TYPE E。ステアリングにはオーディオ用コントロールが装備される ブリオ TYPE RSの運転席周り ブリオ TYPE RSの後席 ブリオ TYPE RSのカーゴルーム。先代より大幅に拡大された 本田技研工業(アジア・オセアニア)地域統括責任者、アジア本田技研工業株式会社代表取締役社長五十嵐正行氏 ホンダプロスペクトモーター社長、渡邉丈洋氏