ZFは6月27日、自動運転の電動コンパクト商用車、『e.Goムーバー』を2019年から生産すると発表した。
e.Goムーバーは、ZFとe.GO Mobile社の合弁企業、e.GO Mooveが開発。モビリティプロバイダーからの関心の高まりを受けて、e.Goムーバーの生産化を決定した。
ZFはe.Goムーバーに対して、耐久性や経済性、効率性を備えた電動パワートレーンをはじめ、自動運転を含めた先進運転支援システム(ADAS)、シャシー、センサー統合技術などを供給。また、スーパーコンピューターレベルの拡張性の高い制御ユニット「ZF ProAI」は、クラウドでのアップデートが可能な統合車両システムとして、e.Goムーバーで重要な役割を果たす。
この制御ユニットは、自動車と道路などのインフラ間通信(Vehicle-to-Infrastructure)アプリケーション向けの人工知能(AI)アルゴリズムがベース。学習能力を備えており、他の車や周辺環境と通信し、スワームインテリジェンスという形で車両の安全性と効率性を向上させるという。
ZFは2019年から、 e.Goムーバーをドイツ・アーヘンで生産する予定。年間で1万台以上を量産する計画。ZFは今後5〜7年で、これらの車の需要が約100万に達すると予測している。
ZF、自動運転の電動コンパクト商用車『e.Goムーバー』を生産へ 2019年から
2018年06月28日(木) 17時30分
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