米国の有力消費者誌、『コンシューマーリポート』は5月22日、テスラのEV、『モデル3』の走行テストを行った結果、モデル3を推奨しないと発表した。
モデル3を推奨しない理由は、ブレーキ性能の低さ。コンシューマーリポートによると、96km/hで走行中に緊急時を想定した急ブレーキテストを行ったところ、停止までの距離は152フィート(約46m)。この距離は、フォードモーターの重量級フルサイズピックアップトラック、フォード『F-150』よりも7フィート(約2.1m)長かったという。
この件に関して、テスラの広報担当者は、同条件での自社テストでモデル3の停止距離が平均133フィート(約40.5m)だった、と公表。コンシューマーリポートの結果は、路面、気象条件、タイヤ温度、ブレーキコンディションなどの影響を受けている可能性がある、とした。
一方、テスラのイーロン・マスクCEOは、『コンシューマーリポート』のテスト結果を受けて、「制動距離の問題は、ファームウェアのアップデートで修正される可能性がある。制動距離は数日で、改善されるだろう」と、対応策を明らかにしている。
『コンシューマーリポート』誌、テスラ モデル3 を推奨せず
2018年05月23日(水) 14時30分
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