マツダは、軽自動車『フレアワゴン』をベースにした、車いす移動車を全面改良し、5月21日より販売を開始した。
新型フレアワゴン車いす移動車は、低床設計による、ゆとりある頭上や足元・後方空間を実現した、ゆったりとした車いすスペースを確保。折りたたみ式のリアシートの採用により、4名乗車時(車いす乗車なし)でもベース車同等の後席スペースを確保(HYBRID XG リアシート付車)した。
また、操作が容易なテールゲート一体型スロープを採用。開閉の負担を軽減するとともに、段差のない1枚スロープにより乗降時の振動も軽減するほか、スベリ止め(ノンスリップシート)採用で雨の日の乗降にも配慮した。さらに開口高1410mm、開口幅(最大)1030mmの大きく広いバックドア開口部、250mmの低い開口地上高と低床設計により、突出長860mmで角度14度のスロープを実現した。全車標準装備の電動ウインチとワイヤレスリモコンは、ベルトを素早く引き出せるフリーモード付とし、介助者の負担を軽減する。
さらに、前進時の衝突回避・被害軽減を支援する「デュアルセンサーブレーキサポート」や「車線逸脱警報機能」など先進安全技術を標準装備。経済産業省や国土交通省などが普及啓発を推進する「安全運転サポート車」の「サポカーS・ワイド」に該当する。
価格はリアシートなしが156万5000円、リアシート付が160万円。
マツダ、フレアワゴン車いす移動車を全面改良 乗降性向上や先進安全技術採用など
2018年05月22日(火) 07時45分
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