スズキ GSX-R125(2017年)

スズキは4月18日、原付2種スポーツバイク『GSX-S125』および『GSX-R125』のフレームに不具合があるとして、国土交通省に改善対策を届け出た。対象となるのは2017年8月28日〜2018年3月2日に製造された817台。

フレームの塗装指示およびエンジン前側懸架ボルトの締付トルク設定が不適切なため、エンジンから発生する熱や振動などにより塗膜が摩滅し、エンジン前側懸架ボルトの軸力が低下することがある。そのため、そのまま使用を続けるとボルトが折損し、最悪の場合、フレームが折損して走行安定性を損なうおそれがある。

改善措置として、全車両、エンジン前側懸架ボルトの締付トルクを点検し、指定したトルク未満の車両については、フレームに亀裂が発生しているおそれがあるためフレームを交換する。指定したトルク以上の車両については、フレームのエンジン前側懸架部(左・右)の締付座面(内・外)の塗膜を除去する。

また、いずれの場合もフレームのエンジン前側懸架部とエンジンの間(左・右)に、ワッシャを追加し、新品のエンジン前側懸架ボルトを、新たに設定したトルクにて締付ける。さらにフレームのエンジン前側懸架部(左・右)における外観未塗装部に補修塗装を施す。

不具合および事故は起きていない。海外市場からの情報により発覚した。

スズキ GSX-S125(2017年) 改善箇所