VW ティグアン GTE《撮影 太宰吉崇》

フォルクスワーゲングループは、中国市場における電動化を加速させる新戦略を発表した。

すでにフォルクスワーゲングループは、2025年までに中国で150万台の新エネルギー車(NEV。EVやプラグインハイブリッド車など)を販売する戦略を発表。中国で15車種の現地生産NEVを立ち上げる構想を掲げている。

今回、この電動化を加速させる新戦略を発表。2018年の1年間だけでも、新型『ティグアン』のPHVや中国向け主力セダンの『ボーラ』のEVなどを投入する計画を明らかにした。

さらに、新世代のEV、「I.D.」ファミリーについては、2020年からの中国市場への導入を予定。同車は新世代の電動車向けプラットフォーム、「MEB」をベースに開発される。

2017年、フォルクスワーゲンは320万台の新車を中国で販売し、13%以上の市場シェアを獲得。中国がフォルクスワーゲンにとって、世界最大市場になっている。

フォルクスワーゲン・ボーラ フォルクスワーゲン I.D.