ヤフーは、顧客企業の持つデータとヤフーのビッグデータ・人工知能(AI)技術を融合して顧客企業の活動を支援する新規事業創出に向けた実証実験を、本格的に開始した。
ヤフーでは、自社が提供する異なるサービスのビッグデータを組み合わせることで、単一サービスのビッグデータ利活用を上回る精度予測を実現していた。
例えば「Yahoo!検索」の検索履歴と「Yahoo!ショッピング」の購買履歴を掛け合わせることで、「Yahoo!ショッピング」の新規ユーザーに対する商品レコメンドのクリック率を4.5倍に向上した。こうした異なるサービス間のビッグデータ連携のノウハウを応用、異なる企業間でもビッグデータを連携して、各種予測精度向上など、企業活動の課題解決を目指すサービスを展開する。
実証実験に先行して日産自動車、江崎グリコ、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)、神戸市、福岡市といった企業・自治体などそれぞれと実証実験を進めている。今後、ビッグデータを保有する企業・自治体・研究機関などの参画者を募集して実証実験を本格化する。
ヤフーでは、実証実験を通じて企業間ビッグデータ連携のノウハウを蓄積し、2019年度の事業化を目指す。
ヤフー、顧客企業とビッグデータを活用する新規事業を創出…日産自動車などと実証実験
2018年02月07日(水) 10時30分
関連ニュース
- 日産自動車、2030年までのフォーミュラE参戦を発表 (03月28日 18時15分)
- 東京E-Prix開催で日産自動車が公式パートナーに…フォーミュラE (03月21日 18時45分)
- ダットサンのスポーツカー:フェアレディは外せない…日産自動車の創立90周年 (12月26日 06時45分)
- 日産自動車創立90周年、源流のひとつが「プリンス自動車工業」 (12月25日 20時00分)