447km/hを支えるタイヤ、ミシュランが量産車世界最速のケーニグセグに純正装着…デトロイトモーターショー2018で発表

ミシュランは1月15日、米国で開幕したデトロイトモーターショー2018において、ケーニグセグ『アゲーラRS』にミシュラン『パイロットスポーツ・カップ2』が純正装着された、と発表した。

アゲーラ RSは、「アゲーラ」シリーズの頂点に立つ『アゲーラ R』をベースに、さらなる高性能化を図ったモデル。アゲーラ Rは、5.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載。最大出力1115hp、最大トルク122.4kgmを引き出す。乾燥重量1330kgの軽量ボディと、7速デュアルクラッチトランスミッションとの組み合わせにより、0〜100km/h加速2.9秒という世界最高峰の性能を可能にしていた。

アゲーラ RSでは、同社初の「メガ・カー」(最大出力が1メガワット、100kW=1360ps)となった『One:1』のノウハウを応用。エアロダイナミクス性能や冷却性能の向上に、One:1の技術を導入する。5.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンも、専用チューン。最大出力1115hpから1160hpへ、45hp強化された。

2017年秋、ケーニグセグはこのアゲーラ RSを米国ネバダ州に持ち込み、公道を封鎖して最高速計測を実施。その結果、アゲーラ RS はブガッティ『ヴェイロン』が2010年に打ちたてた量産車による当時の世界最高速記録、431.072km/hを上回る447km/hの最高速を計測した。

今回ミシュランは、デトロイトモーターショー2018において、ケーニグセグアゲーラRSにミシュラン パイロットスポーツ・カップ2が純正装着されたと発表。ミシュランによると、このタイヤはケーニグセグ向けの専用チューンタイヤではなく、市販されているタイヤと共通仕様という。

なお、ミシュランは、デトロイトモーターショー2018の同社のブースに、ケーニグセグ アゲーラRSを出展している。

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