OKIエンジニアリング(OEG)は、国際規格、全自動車メーカー規格にワンストップで短期間に対応する、車載機器・部品「スプラッシュウォーター衝撃試験サービス」を1月16日より開始すると発表した。
自動車部品の信頼性確認のためには、実際にその部品が使用されたときにさらされる、さまざまな環境因子を組合せた試験が必要。車体外回りに装着される自動車用センサー部品や車載機器は、大きな温度変化の中で、路面からの泥水はね、雨水、路面凍結防止剤に含まれる塩化カルシウムなど、厳しい環境にさらされる。今回、OEGが開始するスプラッシュウォーター衝撃試験は、これらを模した環境耐性テストだ。
ADAS向けなど各種センサーの搭載数量増加に伴い、スプラッシュウォーター衝撃試験に対する需要も増加傾向にあるが、溶液の種類が多岐にわたるため、効率的な試験が困難だった。
スプラッシュウォーター衝撃試験サービスでは、4種類の専用溶液(真水、アリゾナ泥水、塩水などの混合液)ごとに専用の高温動作装置と国際規格に則った噴射ノズルを搭載した噴射装置をそれぞれ準備。車載機器・部品を100度の高温環境で規定時間動作させ、その後20秒以内に0度から4度に冷却した4種類の専用溶液をかける動作を100回繰り返すことで、ISO16750(自動車部品の国際規格)、JASO(日本自動車技術会規格)、LV124(ドイツの自動車車載電源の規格)、各自動車メーカー規格すべての条件を同時に並行して試験。ワンストップで短納期に対応できるサービスを実現する。
なお、OEGは1月17日から19日の3日間、東京ビッグサイトで開催される「オートモーティブワールド2018」に出展し、新サービスを紹介する予定だ。
OKI、ADASセンサーのスプラッシュウォーター衝撃試験サービスを開始…オートモーティブワールド2018にも出展
2018年01月16日(火) 08時45分
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