東京ビッグサイト《写真撮影 高木啓》

中国で初上場したソフトウェア企業、ニューソフト(Neusoft Corporation)は、第16回オートモーティブワールド(オートモーティブワールド2024)内の国際カーエレクトロニクス技術展に出展する。オートモーティブワールド2024は1月24〜25日に東京ビッグサイトで開催される。

ニューソフトは、最新のAndroidベースのインテリジェントコックピットや、3D HMIソリューション、自動運転レベル3を支えるシェアードオートノミーソリューションなど、多岐にわたる製品を披露する予定だ。

特に注目されるのは、二つのOSが共存するスマートコクピットシステムだ。これにより、資源の利用率が高まり、開発スピードの向上とユーザー体験の改善が図られる。また、グローバルナビケーションソリューション「OneCoreGo」は、異なる端末での稼働が可能で、ユーザーの特殊な要求にも対応する。

ARナビゲーターは、独自のARエンジンをコアに、様々な自動車メーカーのニーズに応えるソリューションを提供するという。さらに、T-BOXは新エネルギー車監視用の車載スマート相互接続端末として、安全でスマートなデータパスを実現する。

出展製品
インテリジェント コックピット(最新AndroidベースのIVIシステム)
メーター ソリューション
3D HMI ソリューション(Unity/Unrealと連携)
グローバル ナビ ソリューション(Android/Linuxベースの柔軟な組合せ可能なナビシステム)
AR HUD ナビ ソリューション(量産開発実績による経験蓄積を基にした最新ソフトウェア)
自動運転 Level 3 を支えるシェアードオートノミー ソリューション
インテリジェント通信 ソリューション「T-BOX」(TCU・TDM)

ニューソフトは1991年の創設以来、中国で初上場のソフトウェア企業として、ソフトウェア開発能力とグローバルサービスの経験を積み重ねてきた。自動車業界においても30年以上の経験を持ち、ソフトウェアが自動車を定義(SDV)する時代において、業界革新の中核企業として活躍している。同社の提供するソリューションは、世界で220車種に対応しているという。