2017年8月に公開されたヒュンダイの燃料電池車(FCEV)、その市販型プロトタイプが、ドイツ市街地で公道テストを開始した。
スクープした写真からは、第一世代の燃料電池車『ix35フューエルセル』と同じくSUVタイプであることが確認できる。第二世代となる新型は、ix35フューエルセルからシステム効率を60%向上、航続距離は410kmから600kmへと進化すると予想されている。最高出力も、前世代比で20%向上し163psに達しているという。
燃料となる水素インフラの整備が課題とされる燃料電池車だが、満充電に数十分から数時間かかるEVに対し、燃料電池車はガソリン車とほぼ同じ2〜3分で満充電できるというのも大きなメリットだろう。
今回捉えた最新のプロトタイプは、凝固点下での始動という課題を克服し、コールドスタート能力を向上。マイナス30度の状況でも安定した始動を可能にしているという。
現時点で車名は公表されていないが、2018年1月にラスベガスで開催されるCESにて、車名が明らかにされるとレポートされている。
車名は1月に発表…ヒュンダイの次世代燃料電池SUV、航続600kmめざし公道テスト
2017年11月22日(水) 17時00分