ソニーは10月23日、自動運転などの先進運転支援システム(ADAS)向け前方センシングカメラ用として、積層型CMOSイメージセンサー『IMX324』を開発した、と発表した。
このイメージセンサーは、1/1.7型で最も解像度が高い有効742万画素のRCCCフィルタを採用。従来比で約3倍の水平解像度を備えており、約160m先の交通標識の高精細な画像撮影を可能にする。
さらに低照度の環境では、感度をより高めるための画素加算モードを搭載。月明かりに相当する暗さの夜間でも、歩行者や障害物の画像を撮影できる。また、夜間にヘッドライトや街灯によって、明暗が混在する場面でも、暗い部分は高感度、明るい部分は高解像度で交互に撮像する機能を持たせ、信号処理との組み合わせによる高精度な認識を可能にした。
さらに、車載カメラ向けイメージセンサーしては初めて、イメージセンサーから出力される画像の改ざんを防ぐセキュリティ機能を採用。なお、このイメージセンサーは、インテルの子会社のモービルアイが先進運転支援システム(ADAS)や自動運転技術に向けて開発中の2種類のイメージプロセッサと、接続できるようになる予定。
ソニー、高解像度の新型イメージセンサー開発…自動運転や先進運転支援向け
2017年10月24日(火) 07時30分
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