アウディA8新型とコンセプトカーのエレーヌ、アイコン(フランクフルトモーターショー2017)

米国に本拠を置く画像処理用半導体(GPU)メーカー、エヌビディア(NVIDIA)は9月14日、アウディがフランクフルトモーターショー2017に出展した3車種に、エヌビディアの自動運転技術が搭載された、と発表した。

3車種のうちのひとつが新型『A8』で、同車は量産車としては世界で初めて、「レベル3」の自動運転を実現した。新型A8には、エヌビディアのさまざまなシステムを搭載。その例が、新しいユーザーインターフェース、インフォテインメントシステム、バーチャルコクピットなど。

中でも、「zFAS」と呼ばれるドライバー アシスタンスシステムは、世界初となる渋滞アシストシステムの実現に大きく貢献。中央分離帯で分けられた入口ランプと出口ランプのある高速道路で、自動運転を対象としている。

「トラフィックジャム パイロット」も新開発。このシステムは高度な自動運転を実現するため、カメラと組み合わされたレーザースキャナーを利用して、車の前方の全範囲をスキャンする。センサーのデータは、zFASで処理され、正確な自動運転を実現する。

この他、コンセプトカーの『エレーヌ』と『アイコン』にも、エヌビディアの自動運転技術を採用。エヌビディアのzFASシステムを搭載し、レベル4〜5の完全自動運転を可能にしている。

アウディのコンセプトカーのエレーヌ(フランクフルトモーターショー2017) アウディのコンセプトカーのエレーヌ(フランクフルトモーターショー2017) アウディ アイコン(フランクフルトモーターショー2017) アウディ アイコン(フランクフルトモーターショー2017)