by 島崎七生人 on 2020年12月06日(日) 12時00分
2019年の導入時に試乗したのは、6気筒を積むトップモデルの「M40i」だった。対して今回は4気筒車。果たしてその走りっぷりは?と思い試乗に臨むも、その差は想像以上だった。
車検証に記載の車両重量を見ると、M40iが1570kg(前/後=800/770kg)なのに対し、今回試乗した「sDrive20i M Sport」は1490kg(同=740/750kg)。全体で80kg軽く、とくにフロントは60kgの差で今回の試乗グレードのほうが・・・
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by 島崎七生人 on 2020年12月03日(木) 12時00分
◆ライバル『Eクラス』と同時発表だった大幅改良版
今年5月の本国での最新型発表が、何と最大のライバル車メルセデスベンツ『Eクラス』と日付ごと重なった。相乗効果を狙ってのことだったかどうか定かではないが、そういう奇遇も時にはあるものかもしれない。
アチラ同様に、今回の新しい『5シリーズ』は大幅改良版だ。とはいえ今のBMWの中にあって何はともあれホッとさせられるのは、飛びすぎのデザインにはならなかった点。
資料には“BMW伝統のキドニ・・・
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by 島崎七生人 on 2020年11月25日(水) 12時00分
『Eクラス』は日本ではパーソナルな輸入プレミアムセダンを代表するモデル。2016年に発売された従来型は、2017年に輸入車販売台数4位、2018年は5位につけた。今回はそんな人気車のアップデートという訳だ。
◆より引き締まった外観デザイン
外観は、クーペ/カブリオレと同様にフェイスリフトを受けたフロント回りのデザインが新しい。“ダイヤモンドグリル”と呼ぶ煌めくパターンのグリルも逆台形から台形に形状が変わり、周囲のハイグロスブラック・・・
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by 島崎七生人 on 2020年11月24日(火) 08時00分
さしずめ偉大な古典的ルーツたちの“現代語訳版”といったところか。たとえば『レンジローバー』は初代登場から50年/4世代にわたり連綿と進化を遂げてきたが、『ディフェンダー』は、1948年の『ランドローバー』がモーフィングで一気に姿を変えた……そんな風にも思える。
◆“大きなクルマ”を実感するサイズ感
試乗車は「110 SE」と呼ぶ4ドアボディで全長×全幅×全高は4945×1995×1970mm、ホイールベースは3020mm。あのメルセ・・・
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by 島崎七生人 on 2020年11月21日(土) 12時00分
◆別次元の存在感を示す巨大キドニーグリル
試乗後、現行『X7』と『7シリーズ』のあの巨大に思えたキドニーグリルを見直して、何とも思わなくなった。人間の感覚とはそんなものである。
E32かE38の時代の『7シリーズ』でV12かLボディのキドニーグリルの横幅を広げたことがあったが、その時の度合いも超越している。近年“変異”が見られたキドニーグリルだったが、新型『4シリーズ』ではサイズも内部のパターンも、これまでとはまったく別次元の存在感・・・
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by 島崎七生人 on 2020年11月20日(金) 12時30分
クーペとカブリオレ。いずれも『Eクラス』にとって伝統的なボディタイプだ。「ミディアム」と呼ばれた初代のW124(セダン)の時代からC124(クーペ)、A124(カブリオレ)がそれぞれ設定されてきた。
どちらも基本のセダンと上級のエステートの「TE」の上を行く、よりパーソナル色の強いモデルの位置づけ。ちなみに最新のコードネームは、セダン/ワゴンが「W/S213」なのに対し、クーペ/カブリオレは「C/A238」と呼ぶ。
◆最新のメルセデ・・・
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by 島崎七生人 on 2020年11月19日(木) 12時00分
◆見応えがあるルックスに進化した
先代に対し全長+145mm、全幅+30mm、全高ー20mm(の1550mm)、ホイールベース+70mm(新型『208』+70mm)。新型『2008』の実車と対面した印象は「ずいぶん立派で“今風”になったものだ」だった。
とくにルックスは、見応えがある。先代はベースの『208』のルーフと車高を上げ、コンパクトでチャーミングなキャラだったが、新型はグッと大人びたといったところか。
最新の『208』に・・・
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by 島崎七生人 on 2020年11月16日(月) 11時30分
「新型?」が、率直な第一印象。とはいえ聞けば欧州Bセグメントの販売台数1位(2019年)、初代から1500万台が売られ、フランス国内はもとより、世界中で最多販売台数を誇るルノー車でもあるという『ルーテシア』。イメチェンの必要がなかったというより、そうそう変える訳にはいかなかったのだろう。
◆キープコンセプトぶりはトップクラス
広報資料には「ひとつとして先代モデルと同じパーツが使われていないにもかかわらず、ひと目でルノールーテシアで・・・
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by 島崎七生人 on 2020年11月11日(水) 12時00分
『e-tron』の名の初出は2009年9月のフランクフルトショー。『R8』風のボディに4つのモーターを載せた「電気のクワトロ」というべきショーモデルだった。
それから(日本市場では)11年、Qラインのスポーツバックの姿カタチで量産車として登場してきたのが、この『e-tronスポーツバック』である。
◆Qシリーズ、メルセデスEQCとのサイズを比較
ボディサイズは『Q5』と『Q7』の中間といったところ。とくに全幅は35mmピッチ(?・・・
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by 島崎七生人 on 2020年11月10日(火) 12時00分
第一印象は「なんて爽快なクルマなのだろう」だった。試乗グレードはシリーズきっての高性能モデル「M235i xDrive グランクーペ」。トップモデルということで車両本体価格は税込み665万円と張るが、こと走りのレベルにかけては、不満はまずないはずだ。
◆3シリーズより軽快で若々しいピュアな振るまい
搭載エンジンは直列4気筒の2リットルターボで306ps/45.9kgmの性能を発揮、これが『1シリーズ』などFFモデルと共通で横置きで・・・
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