by 中村 孝仁 on 2021年12月14日(火) 21時30分
510psを日常で味わう
その昔、日本のいわゆる暗黙の了解とかで、日本車のパワーは押しなべて280psに上限キャップが設けられていた時代がある。
しかし今はそんなものはなく、日産『GTRニスモ』などは600psを誇る。考えてみれば、60年代のレースシーンはプロトタイプのマシンですら、例えばフェラーリ『330P4』などは450ps程度だったと、ものの本には書かれている。ということは我々は今、60年代の最強のプロトタイプマシンをも上回るパ・・・
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by 中村 孝仁 on 2021年12月09日(木) 21時00分
ダイハツの独り立ち
ダイハツがハイブリッドを出した。当然トヨタのTHSがベースと考えていたのだが、いざ試乗会に赴くと思わぬ答えが返ってきた。
「うちで一番大きなモデルがこの辺りなんです。だから、ハイブリッドやるにしても下に展開することを考えると、THSの選択肢はなかなか難しいんです」とはダイハツ開発陣の弁だった。で、どうしたのか?何と独自のハイブリッドシステムを作り上げた。それが今回の『ロッキー』の「e-SMART HYBRID」であ・・・
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by 中村 孝仁 on 2021年12月05日(日) 08時00分
なんとなく電気自動車(EV)の世界が現実味を帯びてきたような気がする。もちろん、日本はまだまだEV化が進んでおらず、世の中はハイブリッドが支配的だ。
EV化が進まない背景の大きな理由は、実際に使うユーザーが充電施設の少なさや実際に充電にかかる時間の長さなどに懸念があるからだ。かくいう私も、まさに一般的なユーザーと同じ考えでいた。そんなわけだが、職業上もEVに乗らないわけにはいかないし、PHEVが増えてくると、自宅に充電設備がない限りほ・・・
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by 中村 孝仁 on 2021年12月02日(木) 20時00分
◆レヴォーグの基本を譲り受けてさらに高性能に
ご存じの通りスバル『WRX』の起源は、WRCに出場していたスバル『インプレッサ』をベースに高性能モデルを市場投入したことに始まる。インプレッサの名前が取れた後も、基本的にはインプレッサをベースとしていたのだが、今回のモデルはむしろそのプラットフォームの基本を『レヴォーグ』のそれに準じている。何故ならレヴォーグが最新のプラットフォームを持っているからで、開発トップもレヴォーグの五島賢氏が担当・・・
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by 中村 孝仁 on 2021年11月25日(木) 21時30分
なんか、おかしなタイトルである。おい中村!いぶし銀は輝かねぇよ!とおしかりを受けそうである。
確かにいぶし銀はその色だけを見ればマット調だから輝きはない。でも一方でいぶし銀という言葉は、歳いった老俳優の味のある演技などに比喩として使われることがあることもご存じだと思う。
ルノー『メガーヌ』の現行モデルがデビューしたのは2016年のことで、2017年から日本で販売されている。そして今回フェイスリフトを受けてエンジンや外観に少し変更が加・・・
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by 中村 孝仁 on 2021年11月21日(日) 12時00分
走り屋さんを自任するなら、探すだけの価値はある
まず初めにお断りしておく。すでに本国では新しい『2シリーズクーペ』が発表されていて、日本ではこの『M2コンペティション』はカタログ落ちした。というわけで、もしこのクルマを御所望なら、ディーラーをめぐって在庫の確認を急ぐべきだろう。
その価格といい(試乗車の場合オプション込みで983万5000円)、サイズ感といい、卓越した性能といい、新しく誕生するであろうM2がこの値段を超えることは想像に・・・
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by 中村 孝仁 on 2021年11月18日(木) 20時00分
『マツダ2』の前身である『デミオ』が誕生したのは2014年のこと。そして基本はそのままにマツダ2となったのは2019年のことである。車名を変えたからといって一体どこがどう変わったのか…個人的にはかなり当時は懐疑的であった。そして2年が経ち、またまた商品改良が施された。今回はエンジンである。
ガソリンエンジンで圧縮比14.0まで引き上げた
従来の1.5リットルガソリンエンジンの圧縮比を14.0まで引き上げた。ディーゼルエンジンならいざ知・・・
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by 中村 孝仁 on 2021年11月15日(月) 21時00分
◆ワゴンRの誕生からスーパーハイト系へ
軽自動車のジャンルにはいわゆるスポーティー車だってあるし、SUVもある。でも、圧倒的人気を誇るのはいわゆるハイト系のワゴンである。
驚くことに軽自動車の半分以上はスライドドア車なのだそうだ。確かにスライドドアは便利である。駐車スペースの狭いショッピングモールの駐車場でも乗り降りしやすいし、そもそも隣の車にドアをぶつける心配がない。ところが考えてみたら、スズキの看板商品である『ワゴンR』にはこれ・・・
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by 中村 孝仁 on 2021年11月12日(金) 20時00分
トヨタのウェブサイトの『ランドクルーザー』のページに「納期目途に関するご案内」というタイトルで始まる一文が掲載されている。曰く、今注文するとその納期は2年以上先だという。あくまで9月18日時点での話だ。
かつて、モーガンの納期がおおよそ1年と聞いてあり得ないと思ったものだが、2年は想像の域を超えていた。何故それほどまでに人気なのだろうと思った。それとどこで売れているのかという疑問も。というのも、2021年からランドクルーザーは北米市場・・・
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by 中村 孝仁 on 2021年11月04日(木) 19時00分
◆慣れというのはつくづく恐ろしい
人間の慣れというのはつくづく恐ろしいものだと思った。このところMHEVをはじめとして電動化されたモデルばかりに乗っている。
新しくデビューした『カローラクロス』は一切の電動技術が使われていない、内燃機関だけのモデルをお借りした(もちろんハイブリッドの用意もあるが)。走り出して最初の信号で止まってもエンジンが止まらない。「?」と思い、あれこれ探してみてもエンジンを止める術は見つからなかった。もちろんエ・・・
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最近は低燃費運転のコツが分かったので燃費がどんどん良くなっており、今月は...[ 続きを見る ]