マヒンドラ『スコーピオN』の「Z8T」《photo by Mahindra》

インドのマヒンドラ&マヒンドラは、主力SUV『スコーピオN』に新グレード「Z8T」を設定した。スコーピオNは発売から3年を迎え、累計販売台数が25万台を超えた人気SUVだ。

新たに投入されたZ8Tグレードは、既存の「Z8」と「Z8L」グレードの中間に位置する戦略的なモデルとして設定された。主要装備には、18インチのダイヤモンドカットアルミホイール、12スピーカーのソニー製オーディオシステム、フロントカメラ、フロントパーキングセンサー、6ウェイ電動調整式ドライバーシート、電動パーキングブレーキ、ベンチレーテッドフロントシート、自動防眩インナーミラーなどが含まれる。

安全技術面では、最上位のZ8Lグレードにレベル2の先進運転支援システム(ADAS)を新たに導入した。搭載される機能は前方衝突警告、自動ブレーキ、ストップ&ゴー機能付きアダプティブクルーズコントロール、スマートパイロットアシスト、車線逸脱警告、車線維持支援、交通標識認識、ハイビームアシストの8つとなる。

さらに、マヒンドラのガソリンエンジンSUVとして初めて、速度制限アシストと前方車両発進アラートの独自機能も搭載した。速度制限アシストは道路の制限速度に基づいてドライバーに警告し、アダプティブクルーズコントロール使用時にはワンボタン操作で制限速度に合わせた速度調整を支援する。前方車両発進アラートは、停車中の前方車両が動き出した際に視覚、音響、触覚フィードバックでドライバーに知らせる機能だ。

これらの安全機能強化により、スコーピオNは既に取得しているGNCAP5つ星安全評価をさらに補完する形となった。マヒンドラは今回のアップデートにより、顧客により高い価値と安全性を提供する、としている。

マヒンドラ『スコーピオN』の「Z8T」《photo by Mahindra》 マヒンドラ『スコーピオN』の「Z8T」《photo by Mahindra》