ハンコックタイヤは、ドイツのHWAが開発した「HWA EVO」の限定生産100台全車にプレミアムタイヤを供給すると発表した。
HWA EVOは、1990年代の伝説的なメルセデスベンツ『190E 2.5-16エボリューション2』を現代の技術と素材で一から再開発したモデルだ。外観は往年の名車の面影を残しながら、最新技術を駆使して設計されている。
ドイツ・ニュルブルクリンクで開催されたADAC RAVENOL 24時間レースでは、2台のプロトタイプが披露された。1台はクラシックなシルバー・ディステルの現代版、もう1台は1990年代のDTMレースカーを彷彿とさせる塗装とデカールが施されている。
ハンコックタイヤ・ヨーロッパのマンフレッド・サンドビヒラー・モータースポーツ・シニアディレクターは「HWAのハンス・ヴェルナー・アウフレヒト氏とそのチームとは長年の付き合いがあり、このプロジェクトの話を聞いてすぐに参加を決めた」と語った。
同氏は「今週末の24時間レースでファンにHWA EVOをお披露目できるだけでなく、限定100台すべてにハンコックタイヤが装着されることを嬉しく思う。モータースポーツはDNAの一部であり、レース技術を市販車用タイヤに応用することは重要な開発業務だ」と述べた。
HWAチームは特別なレーシング仕様のHWA EVOも開発中で、2026年のニュルブルクリンク24時間レースのSP-Xクラスに2台がハンコックをパートナーとして参戦する予定だ。
