アウディ A5Lセダン 新型《photo by Audi》

アウディは中国専売の新型アウディ『A5Lセダン』を発表した。グローバル仕様のA5セダンと比較してホイールベースを77mm延長したモデルで、これに日本のSNSも「ホイールベースもはやA6並じゃん」など注目が集まっている。

第一汽車とアウディの合弁会社である一汽アウディが手掛けたこのモデルは、グローバル仕様のA5セダンと比較してホイールベースを77mm延長し、2969mmを誇る。これにより、中国Cセグメントに匹敵する広大な室内空間を実現した。また、SAICアウディからは『A5Lスポーツバック』も登場し、中国市場の多様なニーズに応える。

そのデザインはチーターの涙線に着想を得たシャープな造形が特徴で、前後ともに先進的なライティング技術を採用。8種に変化するマトリクスLEDヘッドライトに加え、デジタルOLEDテールランプは車外と対話するような表示も可能。さらに、助手席にも専用ディスプレイを配置し、快適かつ未来感あふれるコックピットを形成している。

パワートレインには、最新のEA888 Evo5エンジンが搭載され、燃料噴射圧が500barまで高められたことで、高性能と高効率を両立。48Vマイルドハイブリッド技術も組み合わされ、環境性能も向上している。特筆すべきは、中国車として初めてファーウェイのスマートドライブ技術を搭載した内燃機関車となった点だ。2個のフロント左右対称レーザーレーダー、6個のミリ波レーダー、13個のカメラ、そして12個の超音波レーダーからなる多次元センサーネットワークを構築し、高度な運転支援機能を実現した。

X(旧Twitter)では、「ホイールベースもはやA6並じゃん」「普通のA5と比べて後席は快適性高そう」「中国の富裕層向けって感じ」などのコメントが寄せられている。

また「デザインロングの方が好きなんだけどw」「BMWのようにロング仕様日本にも入らないかな」など日本でもロングホイールベース仕様に魅力を感じるユーザーが多く、導入が発表されたBMW『525Li』のように日本でもロング仕様を展開してほしいといった声が見受けられた。

「ここまで攻めてくるの、中国市場向けならではって感じ」「やっぱ中国のプレミアムカー需要すごい。欧州勢がここまでローカライズするのも納得」などここまで大胆な仕様展開が実現するのは、中国市場特有のダイナミックな需要ゆえとも言える。

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