911 Carrera RS 2.7(1973年)《photo by Porsche》

ポルシェラバーのためのポルシェの雑誌、『911DAYS』Vol.99(発行:インロック、企画・編集:ナインイレブンデイズ)の巻頭特集は「RSの誘惑」だ。『550スパイダー1500RS』、「ナナサンカレラ」、『992GT3RS』、『718ケイマンGT4RS』……。

RSはドイツ語で「レン・シュポルト」、英語では「レーシング・スポーツ」、純レーシングマシンのことだ。その歴史は1953年、550スパイダー1500RSからスタートした。そして現在まで続くRSの登場は1972年だ。

レギュレーション変更で世界メーカー選手権から締め出されたポルシェは、1973年からスタートする国際GT選手権に目を付ける。今度はプロトタイプカーではなくGTマシンだ。そのベース車のために伝説のRSの称号を復活させたのが『911カレラRS』(ナナサンカレラ)だった。

特集では「RSのプラスとマイナス」、「ガチホモロゲーションモデル」、「もうひとつのロスマンズポルシェ」というように、RSの誘惑=TEMPTATIONを紹介。その数、10本。RSの魅力が熱く濃く、誌面に展開する。はたして読者はその魅力に耐えられるか。

550 Spyder(1953年)《photo by Porsche》 911 Carrera RS 3.0(1973年)《photo by Porsche》 911 GT3 RS(997)《photo by Porsche》 718スパイダーRS《photo by Porsche》 718ケイマンGT4 RS《photo by Porsche》 『911DAYS』Vol.99《発行 インロック》