ヤンマーの新型クロスオーバーヨット「CX570」《写真提供 ヤンマー》

ヤンマーホールディングスのグループ会社のヤンマーマリンインターナショナルアジアは、新しいコンセプトのクロスオーバーヨット「CX570」を開発し、2025年秋を目途に受注を開始すると発表した。

「CX570」は、フィッシングの機能性とラグジュアリーなクルージングを両立したデザインが特徴で、エクステリアやレイアウトの一部をセミカスタムで仕上げることが可能だ。

ヤンマーグループは、半世紀以上にわたり日本で造船技術を磨いてきた。特に、環境問題を考慮した高出力・省エネルギーなマリンエンジンは、世界でも高い信頼を得ている。今回の「CX570」は、これまでの技術力を集結し、ラグジュアリー・クロスオーバーという新しいカテゴリの市場創出を目指す。

「CX570」は、全長17.44m、全幅4.80mの広々とした船上空間を持ち、最大15名でのクルージングが可能。船内は「ジャパニーズモダン」をコンセプトにデザインされ、2つのスイートキャビンやイタリア製素材を採用したリビングスペースを備える。また、ヤンマーの高出力クリーンディーゼルエンジン「6LT型」を2基搭載し、最新の操船支援システムを駆使している。

ヤンマーは、3月20日から23日までパシフィコ横浜で開催される「ジャパンインターナショナルボートショー2025」に出展し、「CX570」の1/20スケールモデルやVRコンテンツを展示する予定。これにより、新たなマリンライフの可能性を提案し、マリンレジャー文化の普及を目指す。