フォーミュラEとGoogle Cloudは最新型マシン「GEN3 Evo」に対応したAIやテクノロジーに関して、複数年のパートナーシップを締結《photo by FORMULA E》

フォーミュラEとGoogle Cloudは1月17日、最新型マシン「GEN3 Evo」に対応したAIやテクノロジーに関して、複数年のパートナーシップを締結したと発表した。

これにより、Google CloudはフォーミュラEの公式クラウドテクノロジーサービスパートナーおよびクラウドセキュリティパートナーとなる。今回の提携は、フォーミュラEがデータ移行をGoogle Cloudに、情報共有をGoogle Workspaceに移行したことに基づいている。

Google Cloudの生成AI技術は、ドライバーのスキル向上やトップレベルのコーチングに貢献するデータ分析を提供する。また、パーソナライズされたファン体験を実現し、膨大なマシンデータやサーキットデータを集約してドライバーの戦略をサポートする。

さらに、Google Cloudは高度なセキュリティ対策を提供し、フォーミュラEのクラウド環境内の重要なデータを保護する。プロジェクト「GENBETA」では、未来のレーシングEVと乗用EVに使用される新素材や技術の開発を目指し、Google Cloudと協業を進める。

フォーミュラEのCEO、ジェフ・ドッズ氏は、「Google Cloudとの提携が技術力を高め、チャンピオンシップの成長と進化を促進する」と述べた。Google Cloud EMEAのタラ・ブレディ社長も、「生成AIツールとデータ分析を活用し、モータースポーツのイノベーションを加速させる」とコメントしている。