
実用モデルとしてのセダン需要は、日本市場において失われつつある。セダンはかつてのクーペと同様のスペシャリティジャンルとなった。人とは違う選択肢を、という酔狂が選ぶカテゴリーなのだ。だからこそ今あえてセダンを選ぶのが面白い!
「名車はセダンにあり」というのが『カーセンサーEDGE』2025年1月号(発行:リクルート)の特集だ。セダンという形態は、ダイナミック性能の発揮に有利で、4人がちゃんと乗れて、荷物も専用の空間に収納できる。いまだにクルマの基本形はセダンであると言われるゆえんだ。
セダンの形は、自動車の心臓部であるパワートレイン、人が乗るキャビン、荷室の「3ボックス」という呼び方もでき、長い自動車史で培われてきたこのパッケージングは今でも残る。特集では、伝統と新しさ、そして様式を宿すセダンの魅力を解き明かす。
「交差点で車窓から見渡せば、周りは背の高いクルマばかり」。諸外国ではどうなのか。特集では、日本市場に導入されているセダンを国別でリサーチする。世界に視野を広げると、セダンを語るにあたって欠かせないのが、メルセデスベンツ『Eクラス』とBMW『5シリーズ』だ。セダンのベンチマークとしてこの2台が誌面に登場する。
さらに、スーパーカーも蹴散らすパフォーマンスを秘めたモンスターセダンがある。パワーこそ正義、“おじさんホイホイ”なモデルから最新機までセダンのベスト11を選抜する。特集記事は「セダンデザイン論」、「英流セダン通」、「コラボ系セダン」、「絶滅寸前!? もう買うしかない!」と続く。


