フィアット（FIAT）は7月30日、2024年上半期の世界販売実績を発表した。総販売台数は66万0200台。前年同期比は2.2%増だった。
2024年上半期の販売実績は、複数の地域での顕著な増加を示している。北米では24%の増加を達成し、特にフィアット『500e』の初期納車が牽引した。MEA地域では7.6%、アジア太平洋地域では5%、南米では2.3%の増加を記録した。南米では、ブラジルで20.4%の市場シェアを持ち、地域全体で14%の市場シェアを確保している。
欧州では、特にイタリアで市場シェアトップを維持しており、9万5779台の登録を達成し、前年同期比で2%の増加を記録した。これにより、乗用車市場でのシェアは10.8%に達している。特に『パンダ』はイタリアで最も売れている車であり、6万3500台以上を販売し、前年比で21%の増加を示している。
他の欧州市場でも好調で、スペインでは都市型車市場で55%のシェアを確保している。『500ハイブリッド』は7720台を販売し、43%の市場シェアに、個人向けの販売も26.8%増加した。
乗用車販売はフランスで7.6%、オランダで5.5%、ポルトガルで15.1%の増加を示しており、ブランドの広範な魅力と成功を反映しているという。
