1997年ダカールラリーで優勝した篠塚氏《写真提供 三菱自動車》

三菱自動車は3月18日、ラリードライバーの篠塚建次郎氏が逝去したと発表した。1997年のダカールラリーでは『パジェロ』を駆って日本人初の総合優勝を果たすなど、国内外のラリー競技で功績を残した。

篠塚氏は1948(昭和23)年11月20日、東京都大田区生まれ。1971年に三菱自動車に入社。1991年・1992年に『ギャランVR-4』でWRC世界ラリー選手権のコートジボワールラリーを2連勝、1997年のダカールラリーで優勝した。日本人初の総合優勝であり、ヨーロッパ外出身ドライバーとしても初の優勝だった。ダカールラリーでのステージウィンは通算21回を数える。

三菱自動車は「当社のクルマで沢山の名シーンを残してくださった篠塚氏はモータースポーツ界に多大な貢献をされました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます」とのコメントを発表した。

1997年ダカールラリー(篠塚車)《写真提供 三菱自動車》 1997年ダカールラリー(篠塚車)《写真提供 三菱自動車》 1997年ダカールラリーで優勝した篠塚氏《写真提供 三菱自動車》 1992年パリ-モスクワ-北京ラリーでの篠塚氏(向かって左)とナビのアンリ・マーニュ《Photo by Pool JOUSSAIN-SAMPERS/Gamma-Rapho/ゲッティイメージズ》 1991年ダカールラリー(篠塚車)《Photo by Pool BENALI/SAMPERS/Gamma-Rapho/ゲッティイメージズ》