キャデラック CT5-V 改良新型《photo by Cadillac》

キャデラックは1月24日、スポーツセダン『CT5-V』(Cadillac CT5-V)の改良新型を米国で発表した。日本市場に導入されている『CT5』ベースの高性能モデルだ。

CT5は、キャデラックブランドのミドルセダンで、ライバルには、BMW『5シリーズ』やメルセデスベンツ『Eクラス』、アウディ『A6』などを想定している。CT5は、ファストバックデザインが特長だ。ホイールベースは2947mmと長めに取り、ゆとりのある室内空間を追求した。キャデラックは、高性能モデルを「Vシリーズ」として展開している。キャデラックのミドルセダンのCT5にも、CT5-Vがラインナップされた。

改良新型CT5-Vでは、フロントマスクを変更した。ヘッドライトやデイタイムランニングライト、バンパーが新デザインになり、表情を変えている。フロントグリルは従来よりも低くワイドになった。キャデラックのシグネチャーの縦型ライトを変更し、モンドリアンパターンのエッチングが施されたLEDヘッドランプも採用された。ブラックモール、ロッカーエクステンション、スポイラーも装備する。4本出しの台形エグゾーストチップが付く。

改良新型のボディカラーには、新色として、ドリフトメタリック、ディープスペースメタリック、タイフーンメタリックの3色が設定されている。

インテリアには、33インチのLEDカラータッチスクリーンディスプレイを新採用した。9Kの解像度に対応しており、ドライバーに向かってカーブしたデザインが特長だ。このシステムにはカスタマイズ可能なユーザーインターフェイスが組み込まれている。このディスプレイには、キャデラックの紋章が描かれた。

また、「Googleビルトイン」を搭載した。「Googleアシスタント」、「Googleマップ」、「Google Play」を利用すれば、ハンズフリー通信、ライブトラフィックアップデート、ポッドキャスト、ニュース、音楽などお気に入りのアプリをダウンロードすることができる。

改良新型のパワートレインには、直噴3.0リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンを採用する。最大出力は355hpから360hpに、最大トルクは55.3kgmから56kgmに、5hp、0.7kgm強化された。

駆動方式は、後輪駆動と4WDが選択できる。トランスミッションは10速ATを組み合わせた。足回りは、磁性体ダンパーの「マグネティックライドコントロール」による「Vシリーズ・パフォーマンス・シャシー」で強化した。また、ローンチコントロールやパフォーマンス・トラクション・マネージメントを搭載している。

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