事業場別行政処分内容《写真提供 ビッグモーター》

中古車販売・買取のビッグモーターが不適切な特定整備などを行なっていたことについて、国土交通省の各地方運輸局は10月24日、ビッグモーターの鈑金工場を併設する34事業場に、事業の取消や停止などの行政処分を申し渡した。

処分内容は、指定自動車整備事業の取消が12事業場、同じく停止が11事業場、自動車特定整備事業の停止が33事業場。

ビッグモーターでは、対応に不備のあった客に対しては無料で再整備・点検を実施する。また処分の対象となった34事業場で車検・整備を予約していた客に関しは、順次今後の対応を連絡しているという。

該当34事業場については、7月28日に各地方運輸局による一斉の立入検査があり、10月13日に各地方運輸局より、種々の道路運送車両法に違反があったとして、予定される行政処分の内容についてビッグモーターに通知していた。その後10月20日に実施した聴聞の結果を踏まえて行政処分を行なった。処分の内容は10月13日に公示した処分案から変更はない。