ランチアPu+Ra HPEコンセプト《photo by Lancia》

「ランチアがヨーロッパのプレミアム市場において、魅力的で、尊敬され、信頼されるブランドとなるために、今日、私たちはまた新たな一歩を踏み出した」。ステランティス傘下、ランチアCEOのルカ・ナポリターノ氏はそう語った。

◆Pu+Ra HPEコンセプト展示ツアー
先日、「カーサ・ランチア」のオンラインミーティングが開催された。カーサ・ランチアは、販売員とブランド幹部とをより密接につなぐことを目的とするオンラインチャンネルだ。240名のセールスパーソンが参加し、ナポリターノCEOがデジタルトークに登場した。冒頭の発言はそこでのもの。

ナポリターノCEOによると、ランチアの販売網は、新型『イプシロン』の登場に合わせて、イタリア国内外で2024年前半までにアイデンティティを一新する予定だ。

デジタルトークにはランチア・イタリアのマネージング・ディレクター、ラファエレ・ルッソ氏も登場し、ランチア『Pu+Ra HPEコンセプト』の展示ツアーを開始したと述べた。「ツアーは9月から10月にかけて7つの地域、合計13都市を訪問する。コンセプトカーは、新しいCI=コーポレート・アイデンティティを採用した最初の45のディーラーで展示される」

◆ランチアの新しいコーポレート・アイデンティティ
新CIは、すでにイタリア国内販売店の30%で展開されており、2023年内には全国で導入される予定だという。新しいCIは、ランチアの10年戦略ルネッサンスの4つの柱、すなわち、品質、電動化、持続可能性、革新的な販売モデルを具現化したものだという。

ランチアの新CIは、すでに45のディーラーが採用し、13の地域に広がっている。北イタリアで45%、中央イタリアで30%以上、南イタリアで25%が導入した。2023年末までに、さらに100のディーラーがリニューアルされる予定だ。新CIで展開するディーラーは、まず建物が明確で調和のとれた建築言語を特徴とする。室内は、イタリアの家庭に典型的な「ホームフィーリング」を提供するものとする。

2024年第1四半期には、新CIの導入がイタリア国外でも開始される。すでに60社との間で販売意向表明書が交わされているが、イタリア国外ではオンライン販売チャネルがより重視されるという。顧客は自宅からネット上のコンフィギュレーターにアクセスしてカスタマージャーニーを開始し、セールスパーソンのサポートを受けながら、実際のショールームで購入プロセスを続けることになる。

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