マツダ3 レトロスポーツエディション《写真撮影 中野英幸》

9月4日より『マツダ3』に「レトロスポーツエディション」が加わる。大人には懐かしく、若者には新しい、そんなレトロ×スポーツのアイデアは、このクルマにどのように反映されているのだろうか。

◆やはり注目はジルコンサンドセラミック
新たに設定されるレトロスポーツエディション。最たる特徴は、マツダ3に新たに追加されたカラーリングだろう。ジルコンサンドセラミックは、鋳造の砂型に用いる砂の色をモチーフしたもの。『CX-5』にて初導入され、昨年には『ロードスター』に採用されたカラーだ。

SUVには荒野のオフローダー的キャラクターを強める一方で、ロードスターには、レトロなカフェレーサーのイメージを与えた。クルマが生来に持つ個性と合わせて、その魅力を引き出すカラーだ。今回、特別仕様のアイデアを体現するためにマツダ3に意欲的に導入されたとのことだ。

◆エクステリアはブラックパーツで「〆られ」スポーティーな印象に
特徴的なカラーリングに目が行くが、グリルからヘッドライトにかけての各パーツや、ドアミラー、ホイールといったパーツはブラックメタリックで彩られている。

メインとなるのはベージュ系のカラーだが、のっぺりとした印象は受けない。発色は陰影を伴ってボディラインを浮かび上がらせる。そして、マツダが紹介するように、各ブラック系のパーツがクルマを「〆る」。どこかノスタルジックな雰囲気のカラーだが、キレのあるスポーティな外見に仕上がっている。

◆おしゃれでありながらスポーティーなドライブを空間生み出すインテリア
次にインテリアを紹介する。シートの材質や黒基調のトリムデザインと相まって、車内は独特のあてやかさを伴った、スポーティーな空間に仕上がっている。

シートのデザインは、テラコッタの間にブラックのレガーヌが収まり、さらに中心部にはコードバン調のアクセントが加えられた、三段組の構成となっている。はっきりとした色彩のインテリアがどこかクラシカルな雰囲気を生み出すと共に、視覚的に立体感のある、飽きの来ないデザインが特徴的だ。

そして、インテリアトリムにはブラックをメインに用いることで、現代のスポーティーなイメージが生まれている。ここにもテラコッタのアクセントが加えられており、レトロ×スポーツというキャラクターは、二分されるのではなく交わりながら一つのコンセプトを作り出すものだ。

◆予約受付は9月4日から、発売は10月中旬以降を予定
また、マツダ3のセダンにもレトロスポーツエディションが設定されており、マツダによれば「一番意外性がある組み合わせ」とのこと。さらに『CX-5』、『CX-30』にも特別仕様が追加される。それらにも注目したい。

マツダ3レトロスポーツエディション(ファストバック)の価格は285万100円、セダンは298万4300円からとなっている。

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