ポルシェ eBike クロスパフォーマンス《photo by Porsche》

ポルシェ(Porsche)は5月28日、電動マウンテンバイクのポルシェ「eBike」シリーズに、欧州で2つのニューモデルを発表した。

◆シャシー性能と制動力を引き上げた「eBikeクロスパフォーマンス」
ポルシェは、2つの新しいモデルで、eBikeのラインアップを拡大する。既存モデルをベースに、eBikeのスペシャリスト「Rotwild」とのコラボレーションにより、オンロードとオフロードの両方で楽しめる2つのニューモデルを開発している。

ポルシェeBikeシリーズの2つのニューモデルが、シャシー性能と制動力を引き上げたポルシェ『eBikeクロスパフォーマンス』と、ポルシェのオリジナルカラー6色を採用したポルシェ『eBikeクロスパフォーマンスEXC』だ。ベースとなったポルシェ『eBikeクロス』は、すでに発売から2年が経過しており、スポーティな走行性能とオフロードでの快適性が評価されているという。

ポルシェeBikeクロスパフォーマンスでは、Fox製のファクトリーサスペンション、パワフルなシマノ製「EP-801」モーター、630WHバッテリーを組み合わせた。これにより、オフロードで高いパフォーマンスを追求する。電動12速シマノ製リアディレーラーが、上り坂でも下り坂でも、適切なギアを選択する。

◆911やタイカンのルーフラインに着想を得たデザインのカーボン製フレーム
EP-801モーターは、2つのライディングプロファイルが切り替えられる。「プロファイル1」では、エコ、トレイル、ブーストの3つのモードを用意した。「プロファイル2」のファインチューンモードでは、最大15種類のサポートパラメータを個別に設定することができる。

オートシフト機能で独立して変速し、フリーシフト機能でクランクを動かさずに変速することも可能。アルミニウム鍛造製の4ピストンキャリパーを備えたマグラ製「MT7」ブレーキシステムを装備した。また、Fox製の「34 Float」ファクトリーサスペンションは、120mmのストロークを持つ。Fox製の「Float DPS」ファクトリーエアショックの場合、ストロークは100mmだ。クランクブラザーズの「シンセシス・エンデューロ」カーボン製ホイールセットは、フロントとリアで異なるスポークテンションにより、走行安定性を追求した。ロットワイルドのハンドルバー「B220 Flatriser 35」は、カーボン製で幅780mmだ。

ポルシェ『911』やEVスポーツ『タイカン』の傾斜したルーフライン「フライライン」からインスピレーションを得たデザインのカーボン製フレームには、Foxファクトリーのカラーリングに合わせたパフォーマンスのレタリングが施される。

◆ポルシェのカスタムカラー6色が選べる「eBikeクロスパフォーマンスEXC」
ポルシェeBikeクロスパフォーマンスEXCには、カスタマイズ部門の「ポルシェ・エクスクルーシブ・マヌファクトゥール」の車体色が用意された。「スタールビー・ネオ」、「アイスグレー・メタリック」、「マンバ・グリーン・メタリック」、「カーマイン・レッド」、「シェードグリーン・メタリック」、「シャーク・ブルー」の合計6色から選べる。ポルシェファンの間で人気の高い鮮やかで歴史のあるカラーバリエーションから選択することができる。

ポルシェeBikeのニューモデルは、身長に応じて3種類のフレームサイズを用意した。Mサイズの重量は、ペダルを含んで21kg、許容総重量は120kg(ライダーと荷物を含む)とした。ドイツ本国での価格は、eBikeクロスパフォーマンスが1万2900ユーロ(約193万円)、eBikeクロスパフォーマンスEXCが1万3900ユーロ(約208万円)と発表されている。

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