フォルクスワーゲン・トゥアレグ 改良新型のプロトタイプ《photo by VW》

フォルクスワーゲンは、ブランド最上位の大型SUV『トゥアレグ』(Volkswagen Touareg)の改良新型のプロトタイプの写真を公開した。実車は今夏、ワールドプレミアされる予定だ。

改良新型のフロントには、新開発の「IQ.LIGHT HD」マトリックスヘッドライトと、左右のヘッドライトをつなぐ新しいLEDライトストリップを採用する。新開発のヘッドライトには、片側に1万9200個、左右合計で3万8400個のマイクロLEDが内蔵されており、夜間により安全に運転できるよう支援する。

リアには、照明付きのフォルクスワーゲンのエンブレムが配された。2023年1月から、フォルクスワーゲンのエンブレムを赤くライトアップすることが、欧州で許可された。改良新型トゥアレグが、この光るエンブレムを欧州で装着する最初のフォルクスワーゲン車になる。光るエンブレムはこれまで、米国と中国などの市場でのみ許可されていたという。

室内には、最新の「イノビジョンコックピット」を採用した。ダッシュボード中央のタッチスクリーンは15インチで、マルチファンクションステアリングホイールのスイッチでも各種操作が行える。最新のイノビジョンコックピットは、高解像度のHDマップデータによる正確なナビゲーションが特長になる。ボイスコントロールもさらに進化している。

改良新型では、スマートフォンによるアプリ統合や、「App Connect」を通じたApple「Car Play」とグーグル「Android Auto」が、ワイヤレスでも利用できるようになった。また、アームレストとセンターコンソールパネルには、従来よりも柔らかい素材を使用し、快適性を引き上げる。これは、顧客からのフィードバックを受けた改良になる、としている。

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