ベントレー初のEVの生産に向けた新施設の起工式《photo by Bentley》

ベントレー(Bentley)は2月16日、英国クルー本社において、新しいエンジニアリングテクニカルセンターとローンチクオリティセンターの起工式を行った。ブランド初のEVの2026年からの生産に備える。

新しい施設には、2026年にベントレー初のEVを導入するための準備として、EVの組み立てラインのレプリカが設置される。さらに、将来のモデル開発の拠点として、ソフトウェア統合センター、プロトタイプワークショップ、計測テスト、将来の材料開発に焦点を当てた専用エリアが設置される。

新しいローンチクオリティセンターは2つのフロアで構成され、それぞれ4000平方mの広さがある。1階には社内の計測チームが置かれ、ベントレーのあらゆる部品を高精度で測定する。このチームの役割は、生産ラインから出荷されるすべての車両の品質、性能、寿命の基礎となるもの。2階には、将来の材料試験のためのラボと、将来のEV組み立てをテストするためのミニ生産ラインが設置され、完全な生産試験場となる予定だ。

また、エンジニアリングテクニカルセンターは2つのフロアにまたがり、合計1万3000平方mの広さになる。このセンターには、未来のモデルのためのプロトタイプワークショップ、材料開発、ソフトウェア・インテグレーション・センターが設置される。

この通称「ドリームファクトリー」の設立は、ベントレーの「ビヨンド100」戦略の一環だ。ビヨンド100では、2030年までに毎年新しいEVの発売を目指している。

ベントレー初のEVの生産に向けた新施設の起工式《photo by Bentley》 ベントレー初のEVの生産に向けた新施設の建設現場《photo by Bentley》 ベントレー初のEVの生産に向けた新施設の完成予想図《photo by Bentley》 ベントレー初のEVの生産に向けた新施設の完成予想図《photo by Bentley》