クリスマスツリーに電力を供給する日産 リーフ《photo by Nissan》

日産自動車は12月15日、EV『リーフ』(Nissan LEAF)の英国サンダーランド工場における生産台数が25万台に到達した、と発表した。これを祝福して、リーフの「V2X」技術を利用して、同工場のクリスマスツリーのイルミネーション点灯式を行った。

25万台目のリーフが英国サンダーランド工場からラインオフしたのは、生産開始からおよそ10年後の出来事。2021年に同工場は、世界初のEV生産のエコシステムを構築するハブ、「EV36ZERO」の本拠地として位置付けられた。

今回のクリスマスツリーのイルミネーション点灯式は、リーフが移動式発電所として機能することを実証するのが狙い。高さ約10mのクリスマスツリーとトナカイのイルミネーションは、V2X技術を利用して、リーフのバッテリーから電力を供給している。

V2Xは、EVを移動式のエネルギーハブに変えることが可能。ドライバーは、EVのバッテリーに電気を蓄え、必要に応じてグリッドや建物、クリスマスツリーなどに供給することができる。この技術により、EVを電力網に組み込むことができる、としている。

クリスマスツリーに電力を供給する日産 リーフ《photo by Nissan》 クリスマスツリーに電力を供給する日産 リーフ《photo by Nissan》