
カワサキが9月から日本国内での販売を開始した、2シーターのオフロード4輪『TERYX(テリックス) KRX 1000』。岩場や水辺、森林といった大自然の過酷なフィールドを駆け抜ける、圧倒的な走破性が大きな魅力だ。
今回は詳細画像28枚とともに、本モデルのパワートレイン、シャーシ、内装等さまざまなトピックスを紹介する。
◆頼もしさあふれるタフなスタイリング
TERYX KRX 1000は北米の大自然を走ることを前提に開発された、本格派のアドベンチャースポーツ(日本の公道は走れない)。999ccの高性能エンジンと、耐久性に優れたデュアルレンジCVTミッション+自動遠心クラッチの組み合わせは、悪路でも強力な動力性能を発揮する。最高出力は114PS、最大トルクは104N・m。
そしてこのパワートレインを搭載した車体も同様に、高い走破性&乗りやすさを実現している。ロールバーを含めて高い強度を保つ独自設計のフレームは耐久性に優れ、乗員の安全に貢献する。
またそれを支えるFOX社製の高性能ショックユニットと長いサスペンションアーム、そしてMAXXIS社製の31インチタイヤによって、最低地上高は360mmを確保。障害物を安全かつしなやかに乗り越える足回りとなっている。
◆悪路でも快適かつ実用的なパッケージ
エンジン、ミッション、シャーシに加え、TERYX KRX 1000はコックピットにも様々な工夫を盛り込んでいる。
バケットシートと6点式シートベルトは両席に標準装備。助手席前にはT字の調整可能なハンドルグリップが設置され、激しい揺れにも耐えられるよう配慮された。操作性に優れた電動パワーステアリングには、約47度の幅広い調整機構も用意されており、快適にハイレベルなドライビングを楽しむことができる。
リアキャリアにはスペアタイヤが収納可能なスペースが備わっており(全長370×全幅840×全高230mm)、耐荷重量は159kg。四隅にはタイダウンポイントとして荷物の固定に役立つ、カーゴフックが用意されている。
アウトドアレジャーで非日常的な体験を味わえるオフロードスポーツ、TERYX KRX 1000。ボディサイズは全長3305×全幅1730×全高1900mm、ボディカラーは「ライムグリーン×メタリックオニキスブラック」の1種類。価格は363万円(税込)となっている。


























