サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会は決勝トーナメントが始まり、すでにオランダ、アルゼンチン、フランス、イングランドの4か国が8強入り。歴史的な逆転勝利を飾った日本代表もきょう12月5日午後6時(日本時間6日午前0時)から前回準優勝のクロアチアに挑む。
これまでの対戦とは違う引き分けのない一発勝負。前半後半の戦いで、同点に終われば延長戦を行い、それでも決着がつかなければPK戦で決まるため、選手交代のタイミングなど1次リーグとは違う采配が必要となる。
きょうの各紙も「さあ総力戦巧者に挑む」(読売)、「初の8強へ一発勝負逃さない」(朝日)、「侍8強視界打倒クロアチア」(毎日)、「森保Jさあ大一番」(東京)や「日本と似た相手我慢比べの予感」(日経)などと、未明のクロアチア戦についての関連記事が際立つ。
◆新車の納期遅れで
延長でもPKでも三度目の「ブラボー」を連呼できるような快挙を期待したいが、延長と言えば、政府・与党は、環境性能に優れているクルマの自動車重量税を減免する「エコカー減税」について、期限が切れる2023年5月以降も、優遇基準を現行のまま当面据え置く方針を固めたという。12月3日付けの朝刊各紙が報じていたが、半導体不足などの影響で新車の納期が遅れている現状に対応するためで、延長の期間は今後詰めるそうだ。
記事によると、今月中旬にまとめる23年度与党税制改正大綱に盛り込む意向で、今回の税制改正ではエコカー減税の基準を厳しくする方向だったが、自動車業界や経済産業省が据え置きを求めていた。自動車税のうち、車の購入時に燃費性能に応じて課税する「環境性能割」も現行基準を据え置く方針という。
エコカー減税が据え置かれるのは、新車を購入予定のユーザーにとってはありがたい話だが、その延長の理由が環境対策よりも「納車の遅れ」というのはいまいち腑に落ちない。
2022年12月5日付
●初の8強へ士気高く、日本、深夜クロアチア戦 、W杯カタール大会(読売・1面)
●内閣支持39%、3ポイント上昇、本社世論調査、不支持52%で最高(読売・1面)
●社説、半導体新会社、先端品の国産化を果たせるか(読売・3面)
●産油国生産態勢を維持、OPECプラス、経済減速懸念(東京・3面)
●ダム取水抑制で「流量対策可能」リニアで見解、JR東海(東京・3面)
●電動キックボード、軽自動車税2000円を維持、政府・与党原付と同額(日経・3面)
●広告、検証・二ッポンの都市力、すべての人に夢と感動を、佐賀市(日経・10面)
エコカー減税 2023年度以降も現行基準のまま延長へ[新聞ウォッチ]
2022年12月05日(月) 08時57分
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