竹岡圭さんがハンドルを握ることになるFLEX SHOW AIKAWA RacingのFJクルーザー《写真提供 FLEX SHOW AIKAWA Racing》

私、竹岡圭のラリーチーム「圭rallyproject」での活動は、いったんお休みしておりますが、次の一歩を踏み出すためのチャレンジを2022年もおこなっていきたいと思っています。題して「圭モータースポーツプロジェクト2022」の第1弾は「XCRスプリントカップ」です。2022年9月9〜11日に、ラリー北海道と併催して開催されます。

人生初のSUVラリー「XCRスプリントカップ」へ
XCRスプリントカップという名前、まだまだ聞き慣れない方が多いと思います。実は昨年からSUVラリーで、北海道を中心に行われているシリーズ戦なんですよね。

通常SUVでラリーと言ったら、皆さんが頭に思い描くのはダカールラリーのような冒険ラリー。クロスカントリラリーですよね。簡単に言うと、砂漠、岩場、ガレ場、川渡りなども登場する、道なき道を何日間か走るようなタイプのものです。

でもXCRスプリントカップは、そのネーミングからもお分かりのように、まったくの別物。全日本ラリー選手権のグラベルステージのような、フラットダートをSUVで駆け抜けるラリーなのです。

今回、私はスポット参戦となるのですが、参戦する第6戦は「20th+1 ANNIVERSARY」と銘打った「ラリー北海道FIA国際ラリー、全日本ラリー選手権」に併催となります。たぶんXCRスプリントカップの中でもいちばんハイスピードで、いちばんハードな大会。ラリー北海道に挑戦することになりました。

実は第5戦の「ラリーニセコ」に参戦しようとしていたのですが、コロナ禍の折、大会がキャンセルとなってしまいまして、いきなりのハードステージへのチャレンジとなりました。

そのラリー北海道には2017年に古いルノー『ルーテシアRS』で、2019年に今も持っているVW『ポロ』で参戦経験があります。2017年はDAY1でリタイア、2019年は完走していますが、ラリー北海道には魔物が棲んでいると言われるのが納得できるほど、全日本ラリー選手権シリーズの中でも、最もハードなステージでした。

1本のSSが30kmを超えるところもありますし、帯広と陸別に跨ってSSが設置されるためリエゾンも長く、体力的にもスキル的にもかなりハード。その分、走りごたえはありますが、ドライバーとしては今年初ラリー。生まれて初のSUVラリー。さらに3年ぶりのグラベルラリー。不安がないと言えばウソになりますよね。というか、もはや不安だらけ(笑)。でも反面、それ以上のワクワクに満ちているといった感じです。

哀川翔さんのプラドと2台体制で
そして、こんなステキなチャンスを私に与えてくださったチームは「FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRES」。チームを率いるのは、皆さんご存知の名優、哀川翔監督。何を隠そう、私にとっては一世風靡セピアの印象がいちばん強かったりしますが、ラリードライバーとしてもさまざまな大会で活躍していらっしゃいます。近いところでは、セントラルラリーで2回ほど、チームは別ですけれど、お互いドライバーとしてご一緒させていただきました。

そして、今回実は2台体制なのです。1号車の『ランドクルーザープラド』は、ドリフト競技でも世界的に有名な川畑真人選手がドライブされます。川畑選手、近年は海外を含めたクロスカントリラリーでも大活躍で、昨年のJCCRプレ大会では優勝なさっています。その伴侶となる2号車の『FJクルーザー』をドライブするのが私というわけ。う〜む、大丈夫なんだろうか…。

ハイスピードのフラットダートコースを、FJクルーザーのようなビッグサイズのSUVが、レーシングスピード状態でどんな動きをするのか? どれくらいで止まれるのか? 想像がつかない世界だけにドキドキだらけなんですよね。

コ・ドライバーは、中谷篤さんと、中田昌美さんが、それぞれ務めてくださることになりまして、私の隣には中田昌美さんが乗ってくださることになっています。北海道在住の中田さんは哀川翔さんのコ・ドライバーを務められたこともあるそうですし、北海道の道は熟知されている。もう万全体制なのは間違いないのです。言ってみれば大船に乗った気持ちで、チャレンジできる感謝しかない状態なのですが、なにぶん初めて尽くしなのでドキドキが止まりません!

いまはまだ私の乗るFJクルーザーを見ても触ってもない状態なので、できることは体力づくりくらいですが、楽しみながら頑張れればと思っています。応援よろしくお願いします!

「眠れなくなるほどの大きな夢を、私と一緒にみてください」

竹岡圭|モータージャーナリスト、タレント
「クルマは楽しくなくっちゃネ!」をモットーに、さまざまな媒体で「喋って・書いて・走って」を実践する女性モータージャーナリスト。テレビのバラエティ番組のMCから、官公庁の委員まで、硬軟幅広く携わっている。モータースポーツでも、耐久レースやラリーレイドなど数々のレースに参戦、現在は全日本ラリー選手権に自らチームを立ち上げチャレンジ中。日本自動車ジャーナリスト協会(A.J.A.J.)副会長。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

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