エコ1チャレンジカップ(ロゴ)《図版提供 日産自動車》

自動車技術会(自技会)、東京都市大学(都市大)、日産自動車の3者は8月27日・28日の2日間、「エコ1チャレンジカップ 2022 〜中・高校生による手作り電気自動車コンテスト〜」を開催する。

本コンテストは、規定のバッテリーを搭載した電気自動車(EV)によって電気エネルギーの効率的な活用を学び、「走る・曲がる・止まる」という自動車の基本性能を競うことに加え、エネルギーの尊さと技術の重要性を楽しみながら理解すること、また、その体験を通じて独創性に富む人材を育むことを目的に開催。当日は中高生などで構成する各チームの手作りEVでレースを行うとともに、独創性や先進性などの観点から車両のデザイン性を競う。

本コンテストは、1998年に武蔵工業大学(現:都市大)が走行距離を競う「バッテリーカーコンテスト」として初開催して以来、20年以上にわたり、子どもたちがものづくりを楽しみながら、環境やエネルギー問題について考える場となっている。日産は地域社会や将来世代のために、同社のサステナビリティの取り組みの一環として、本コンテストを都市大、自技会と共同開催している。

なお、昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンラインでの1日開催となったが、今年は8月27日に会場となる東急自動車学校に参加チームが集まり、2年ぶりに対面形式でのコンテストを実施。また翌28日には、昨年同様「リモートマッチの部」も開催し、来場できないチームが事前に撮影した車両の走行動画を用いて、オンラインで最低限の基本性能を競う。

なお、大会の様子およびEVの技術について学ぶ講演会は、自技会ホームページにてオンラインで配信する。