ドイツ・ニュルブルクリンク北コースでタイムアタックを行うポルシェ・タイカン・ターボS《photo by Porsche》

ポルシェは8月10日、『タイカン・ターボS』(Porsche Taycan Turbo S)がドイツ・ニュルブルクリンク北コースでタイムアタックを行い、量産EV最速記録を達成した、と発表した。

タイカン・ターボS には、純正オプションの「パフォーマンスキット」を装着した。その内容は、21インチの 「RSスパイダー」デザインホイールや、公道走行を認可されたピレリ「P ゼロ・コルサ」スポーツタイヤなど。パフォーマンスキットでは、タイヤの性能をフルに引き出すために、「ポルシェ4Dシャシーコントロール」のソフトウェアに、アップデートも施される。

ポルシェの開発ドライバーのラース・カーン氏が、公証人の立ち会いの中、タイカン・ターボSでタイムアタックを実施。その結果、7分33秒350のラップタイムを計測した。このタイムは、2021年9月にテスラ『モデルS』の最強グレード、「プラッド」が記録した7分30秒909を上回るもので、量産EV最速記録となっている。

ドイツ・ニュルブルクリンク北コースでタイムアタックを行うポルシェ・タイカン・ターボS《photo by Porsche》 ドイツ・ニュルブルクリンク北コースで量産EV最速記録を打ち立てたポルシェ・タイカン・ターボS《photo by Porsche》