プジョー 408 新型のアート作品《photo by Peugeot》

プジョーは8月4日、新型『408』(Peugeot 408)を使ったアート作品を、フランスの「ルーヴル・ランス美術館」で初公開した。フランス北部のルーヴル・ランス美術館は、ルーヴル美術館の別館だ。

◆透明な球体の「スフィア」の中に置かれた新型408
このアート作品は、6 月にワールドプレミアされた新型プジョー 408のファストバックデザインを、あらゆる角度から紹介するのが狙いだ。モデル名にちなんで、8月4日の4時08分に初公開された。

このアート作品は回転し、あらゆる角度から新型408 を見ることができる。透明な球体の「スフィア」は、パリのクリエイティブスタジオ「Superbien」のアーティストやエンジニア、技術者のチームによる作品だ。重力に逆らい回転し、見る者が息をのむような作品に仕上がっているという。

プジョー・ブランドのリンダ・ジャクソンCEOは、「独創的で美しく、新型408を際立たせる芸術作品のアイデアが気に入った。新型408独自のスタイルは、多くの人々から賞賛されている。ルーヴルの壮大でモダンな環境の中で、非常に独創的な作品として発表された」と語る。

◆大胆なファストバックデザインに変身した新型
従来型408は2世代目モデルで、2014年に発表された。主に中国市場をターゲットにしたセダンで、車台は『308』をベースにしている。3世代目となる新型408は、グローバルモデルに位置付けられる。

新型408は、従来型のセダンから、SUVの特徴にダイナミックなファストバックを組み合わせたスタイルに生まれ変わった。プジョーの新しいデザイン言語を反映させたフロントマスクには、ボディ同色グリルに新しいプジョーエンブレムが配されている。フロントの牙の形をしたライトシグネチャーは、リアの3本爪 LED ライトとともに、新型408をプジョーファミリーの一員に位置付けている。

新型408のボディサイズは、全長4690mm、ホイールベース2790mmだ。後席のレッグルームは、188mm とした。荷室容量は536リットルで、後席を倒すと1611リットルに拡大する。新型の全高は1480mmで、スリムで洗練されたシルエットという。これにより、エアロダイナミクス性能を追求している。

◆新世代の 「PEUGEOT i-Cockpit」
新型408には、新世代の 「PEUGEOT i-Cockpit」を採用した。コンパクトなステアリング ホイールは、ドライビングプレジャーと俊敏なコントロール性を可能にしているという。コックピットでは、品質とコネクティビティに重点が置かれており、最新のテクノロジーが採用されている。

先進運転支援システム(ADAS)には、6台のカメラと9台のレーダーを使用している。ストップ&ゴー機能付きアダプティブクルーズコントロールは、前方の動物や歩行者、サイクリストの存在を警告する。夜間は、ハイビームに切り替えることなく、ナイトビジョンによって視認性を追求する。ロングディスタンスのブラインドスポットモニタリングは、前方75mの範囲をモニター。後退時の危険を警告するリアトラフィック アラートも採用している。

欧州向けの新型408のパワートレインには、最大出力180hpと225hpの2 種類のプラグインハイブリッド(PHV)バージョンと、最大出力130hpのガソリンバージョンが用意される。トランスミッションは8速ATの「EAT8」を組み合わせている。

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