ホンダ社員が企業したストリーモが開発する電動マイクロモビリティのストリーモ(プロトタイプ)《写真撮影 高木啓》

経済産業省は7月22日、ホンダの社員が退職せずに、移動体験を提供する電動マイクロモビリティー事業を起業するのを支援すると発表した。

大企業の人材が所属企業を退職せず、外部資金の調達でスタートアップを起業し、出向を通じてスタートアップを経営する「出向起業」を支援する経済産業省の補助事業に選んだ。

ホンダの経営企画統括部で新規事業開発に従事している森庸太朗氏が2021年8月に設立したスタートアップ企業の「ストリーモ」で、ユーザーの「安心感」を第一とした新たな移動体験を提供する電動マイクロモビリティー事業を手がける。具体的には「バランスアシストシステムを活用した電動マイクロモビリティ」を開発して2023年以降、欧米市場への展開を目指している。

経済産業省は出向起業としてストリーモを含む7事業について支援するこ外部審査委員会での審査を経て決定した。支援先には補助金を支給する。

ストリーモ(プロトタイプ)《写真撮影 高木啓》 ストリーモ(プロトタイプ)《写真撮影 高木啓》 ホンダ社員が企業したストリーモが開発する電動マイクロモビリティのストリーモ《画像提供 経済産業省》