プジョー e-208《写真提供 Peugeot》

ステランティスジャパンは7月8日、プジョー『e-208』など4車種について、空調装置不具合で走行不能となるおそれがあるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは、プジョー『e-208』『e-2008』、シトロエン『e-C4』、『DS 3 クロスバック E-TENSE』の4車種で、2020年3月17日〜2022年5月3日に輸入された1365台。

対象車両はエアコンのレシーバードライヤーの設計評価が不十分なため、吸水容量が不足しているものがある。そのため、使用過程で電動コンプレッサーのモーターコイルに腐食が発生し、絶縁抵抗が低下。最悪の場合、セーフモードにより警告メッセージが表示されるとともに駆動電源が遮断され、走行不能となるおそれがある。

改善措置として、全車両、レシーバードライヤーを対策品に交換するとともに、電動コンプレッサーを新品に交換する。

不具合は17件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。

改善箇所《図版提供 国土交通省》 対象車種《表提供 国土交通省》