アウディA3スポーツバック(2017年)《写真提供 アウディジャパン》

フォルクスワーゲングループジャパンは6月29日、アウディ『A3スポーツバック』など5車種について、燃料漏れのおそれがあるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは『A1 1.4 TFSI シリンダーオンデマンド』、『A3スポーツバック 1.4 TFSI 90kW』、『A3セダン 90kW』、『Q2 1.4 TFSI シリンダーオンデマンド』、『Q3 1.4 TFSI』の5車種で、2015年6月20日から2018年11月10日に輸入された2万0012台。

対象車両は、エンジンに装着されている燃料パイプの取付けボルトにおいて、締め付けトルクの設計値が不適切なため、走行振動等によりボルトが緩むものがある。そのため、燃料漏れにより、ガソリン臭の発生とともに、エンジン制御システム故障の警告灯が点灯し、最悪の場合、走行不能になるおそれがある。

改善措置として、全車両、燃料パイプ取付けボルトを新品へ交換し、規定トルクで締め付ける。

不具合は18件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。

改善箇所《画像提供 国土交通省》 対象車種《表提供 国土交通省》