CO2排出量の削減目標《グラフ提供 ヤマハ発動機》

ヤマハ発動機は6月28日、2050年のカーボンニュートラルを目標とした「ヤマハ発動機グループ環境計画2050」(2021年7月発表)のうち、海外を含む自社工場における目標達成時期を2035年へ前倒しすると発表した。

ヤマハ発動機グループ環境計画2050では、企業活動における自社のCO2排出量を2010年実績に対し、2030年に50%、2035年に54%、2050年までに90%削減する目標を設定していた。

同社はこの目標達成に向けて、理論値エナジーと工程革新によるエネルギーの「最少化」と、再エネ導入と化石フリーによる「クリーン化」を軸とした活動を推進。その結果、海外を含む自社工場の生産活動におけるCO2排出量は前倒しで2035年に92%削減となる見込み。残るCO2排出量は、国際的に認められた手法でオフセットを行い、最終的に工場のカーボンニュートラルを達成する計画だ。