フェラーリSP38《photo by Ferrari》

フェラーリは6月20日、英国で6月23日に開幕する「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」に、1台限定の特別モデル、フェラーリ『SP38』を出展すると発表した。

SP38はフェラーリのスタイリングセンターが、特別な顧客の要望を受けて、『488GTB』のシャシーとパワートレインをベースに開発。ボディはSP38専用デザインとなる。

ボディには、フェラーリの名車『F40』のデザインモチーフが取り入れられた。F40は1987年、フェラーリの創業40周年記念車として誕生。当時のグループB向けレーシングカー、『288GTO』をベースに、カーボンやアルミなどの軽量素材を積極的に投入して完成したロードゴーイングスーパーカーがF40だった。

SP38では、ミッドシップエンジンのカバーやリアスポイラーに、このF40のデザインモチーフを取り入れている。さらに、前後マスクやボディサイドも専用設計。フロントには、薄型のヘッドライトをレイアウト。ボディカラーは3層の専用メタリックレッドとした。

また、SP38では、公道とサーキットの両方で、パフォーマンスを発揮できるセッティングを実施。488GTB譲りの3902cc V型8気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力670ps/8000rpm、最大トルク77.5kgm/3000rpmを引き出す。

フェラーリF40《photo by Ferrari》 フェラーリSP38《photo by Ferrari》 フェラーリSP38《photo by Ferrari》 フェラーリSP38《photo by Ferrari》 フェラーリSP38《photo by Ferrari》